以前、GAME言語のあれこれについての中で、GAME80ICなどでZ80-MBC2とのscreenコマンドでのシリアル接続中にソーステキストのコピーペースト転送ができない事に触れていたが、単に使ってる環境に依存した所謂「おまかん」なのだが、回避したければ、素直にwindowsで使うか 若しくは linuxでもwine上でteratermを使えば済む話ではある。だが、我が家に於いては普段使いにできるwindows機など無い。棚の奥を探せばwin7の入った古PCが有るとは思うがボードマイコンとの接続の為だけに引っ張り出してきたいとまでは思わない。そこで ふと考えるにteratermにあってscreenやcu,minicomにないものはと、teratermには、テキスト転送中に行単位、文字単位でミリセカンドのディレイを挟む設定がある。対してlinux系のシリアル接続コマンドにそういった類のモノを知らない(単に自分が知らないだけの可能性もある) 。そこで、duckduckgo検索のサービスである「Duck.AI」に聞いてみた。自分の思いついた革新的なアイデアは大概は先人が既に思いついてる当たり前過ぎるモノというのはいつもの事であっさりと解決策を教えてくれた。
CPMやTK-80用のプログラムを書いていると往々にしてインテル記述のアセンブラソースと向き合うことになる。MZ-80やPC-8001などのZ80系列でアセンブラを覚えた身だとザイログ記述の方が馴染みが深い。8086以降のMASMなどでアセンブラを学んだ人たちの方が8080用のインテル記述のアセンブラは飲み込みが容易いと思う。そんな折にインテル記述のソースをザイログ記述に変換するツールが無いかと探して見つけたのが Xlate https://github.com/mnarigon/xlate xlate-8080 [-cl] [-o file] [file] インテル表記をザイログ表記に変換、出力指定なしだと標準出力に結果を吐き出す。 xlate-z80 [-c] [-o file] [file] ザイログ表記をインテル表記に変換、 出力指定なしだと標準出力に結果を吐き出す。 Z80にあって8080に無い命令はCPM用のMAC80に含まれるZ80マクロz80.libに準拠したモノに置き換えられるらしいが z80.libにZ80固有命令を8080用に置き換えるようなマクロは含まれていないので当てにしないのが無難ではある。